2021年10月16日

アフリカのコロナ感染は統計の7倍

世界保健機関(WHO)は14日、アフリカで新型コロナウイルスに感染した人の累計は、報告されている人数の約7倍に当たる5900万人に上るとの推計を公表した。死者も約3倍の60万人程度と見ている。医療体制が貧弱で検査が不十分であることに加え、人口に占める若年層の割合が大きいことから軽症や無症状で済むケースが多いためという。WHOはさらなる感染防止対策が必要だと指摘している。

 WHOによると、人口13億人のアフリカで累計の検査件数は約7000万回と、英国(同2億8000万回)よりも少ない。WHOのモエティ・アフリカ地域事務局長は「検査のほとんどは症状がある人を対象に実施されているが、感染は無症状の人を通じてより拡大している。目に見えているのは氷山の一角だ」と述べた。

 WHOは、対策として今後1年間で、ブルンジやザンビアなど8カ国を対象に、PCR検査よりも安価で迅速に結果が出る簡易式の抗原検査キットを700万回分、配布。地域での感染を早期に把握し、拡大防止を目指す。

 WHOの統計では、アフリカの累計の新型コロナ感染者数は約840万人、死者は約21万人。多くの国が資金不足でワクチン入手が遅れており、英オックスフォード大の研究者らが運営する統計サイト「アワー・ワールド・イン・データ」によると、アフリカで接種が完了した人の割合は人口の約5%にとどまっている。
posted by かーくん at 07:19| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする