2021年07月11日

川村ひかる

かつてグラビア女王と呼ばれ、数々のバラエティー番組などでも活躍したタレントの川村ひかるさん。41歳になった現在は、4歳男児の子育てをしながら、健康や栄養に関する多くの資格を生かし、女性の健康管理や妊活などの啓発活動に駆け回っています。背景にあるのは、若いころから様々な病気に悩まされ、自分自身で改善に取り組んだ経験でした

――今は主にどんな活動をしていますか。

 女性の健康や妊活について啓発するセミナー活動に力を入れていますね。分子栄養学という分野の栄養アドバイザーの資格を持っているので、それを生かして予防医療についてお話ししたり、妊活に関するセミナーの中の講座のひとつを、もう3年くらい担当しており、東京、大阪、福岡、仙台など全国各地に行きます。

――そうした活動をするようになったのは、自分が苦労した経験があるからでしょうか。

 そうですね。若いころから体調が不安定な時があり、病院に行ってもなかなか改善されず、自分で勉強していろんな資格をとりました。今は高齢出産の方も非常に多いですし、月経が始まり閉経するまで約40年、女性はホルモンバランスで体調が左右されます。もっと食事や栄養に関する知識があれば、体調に左右されずに過ごしていけると思います。

子宮内膜症に若年性更年期障害、脳動脈瘤…
――20代で子宮内膜症、30代で結婚前に若年性更年期障害や脳動脈瘤(りゅうが)発覚したりするなど、次々と病気に見舞われたそうですね。

 振り返ると、もともと虚弱体質なんだと思います。母も身長150センチ、体重34キロぐらいで低体重です。私は第2子ですが、親は共働きで忙しく、食事はいつも手作りとはいかず、インスタント麺や冷凍食品も多かったので、そうした食生活も関係しているかもしれません。それに性格的にストレスを受けやすいタイプなのに、芸能活動で不規則な生活も重なり、いろんな体調不良が起きたのかなと思っています。

――芸能生活が多忙な時期は、かなり体に無理を強いていた?

 20代前半は健康に関する知識もなかったですし、現在のようにLINEもないので、仕事が夜10時ぐらいに終わり、そこから友達と会ってコミュニケーションをとり、遅くまでお酒を飲むことも……。睡眠が不十分なまま、朝6時には仕事の迎えがくる、みたいな生活でした。当時は景気も良くて、グラビア撮影のために1週間おきに海外と国内を往復するような時期もあって、体力的にもきつかったですね。

――お酒も好きでしたか。

 今は全然飲めなくなりましたが、当時はワインならボトル2本ぐらい空けていましたね。ひとりでもグビグビ飲んで、それがストレス発散になっていました。

――30代初めの若年性更年期障害というのは、どんな感じでしたか。

 汗が大量に出たり、めまいがしたり、体調がすごく悪くて、最初、病院の婦人科に行ったら「ホルモンバランスが悪いのだろう」という程度だったんですが、友人に著名な漢方医がいて、診てもらったら「若年性更年期障害の症状だ」って言われました。漢方を処方していただき、はり治療も併用して、原因らしいものを徐々に排除していって、1年ぐらいかけて緩やかに症状を改善させました。

今まさに本当の更年期入り?
――本当の更年期はまだ来ませんか。

 今まさに更年期に入ったと思っていて、先月、すごく体調が悪くて、貧血で倒れちゃったんです。生理は早く来るし、倒れた時も大量の汗が出て、血の気が引いてしまいました。6月末にそんなことがあったのに、今月はセミナーが多数重なり、すごく忙しいです。なので今ははり治療に通ったり、友人の漢方医に特殊な漢方を処方してもらい、栄養をしっかり取り、食生活に気をつけています。疲れをためないように、今朝は高濃度ビタミンCの点滴を受けてきました。

完璧主義な性格を反省 「お弁当作りやめます」と夫に宣言
撮影・小倉和徳

――女性の体調管理は大変ですね。

 体調がガクッと悪くなったり、病気になったりしてから徹底的に改善すると、しばらくは体調がいいんです。でも忙しくなると、また悪くなる。なぜなのか、自分でもよく分かるんですけど、完璧主義的な性格のせいもあります。例えば、仕事がある日は、主人と息子のためにお弁当を作ってから出かけることを、ずっとやっていました。でも今は体調が思わしくないので、それをやめることにしたんです。

 ママあるあるですが、家族の料理を作っても自分は食べる時間もないまま、仕事に出て、低血糖で体調が崩れる。だから今日は、仕事の合間に食べようと、ゆで卵やスープを作って持ってきました。骨つき肉をセロリとニンジンで煮込んだボーンブロススープですが、骨からアミノ酸エキスが出るので、それを魔法瓶に入れて1日のうちにちびちび飲む。私は低血糖症なので、1日5食とか、分食して栄養補給しないといけないのですが、それは無理。でもスープならエネルギー補給しやすいですね。

 今の年齢からホルモンバランスを悪くして、あと2、3年で閉経っていうのもつらいので、いろいろリスクになることはやめようと思って、まず「もうお弁当作りをやめました。あとは2人でお願いね」って主人に宣言しました。

夜間はスマホを機内モードにして情報遮断
――生活習慣の見直しから取り組んでいるんですね。

 病院でこの先生に出会ったから治る、っていうことはないんですよ。今回も体調が悪くなっていくつか病院に行きましたが、日々の生活習慣や食事で体調の土台は作られます。ストレスをためないとか、夜中までスマホを見ないっていうのも大事。子どもは早く起きるので、朝は5時頃には起きないといけません。それには早く寝るため、夜9時以降はメールなどが来ないようにスマホを機内モードにしています。仕事関連などの大事な連絡はLINEなんかでは来ないし、返信は起床後でも十分事足ります。そうやって、自分を守り、リズムを作ることが大事だと思います。

――だいたい何時頃に寝ていますか。

 夕飯を作った後、もう7時半とかでも疲れる日は寝ちゃいます。「パパよろしくね」って。子供が帰ってきたらお風呂に入れて、夕飯さえ作っておけば、あとは2人のタイミングで食べてもいいし、遊びたいなら遊んでいてもいい。とにかく朝は早く起きて、ご飯を作って、息子を幼稚園に送迎しないといけないので。

――脳動脈瘤は様子を見るしかないですか。

 そうですね。定期的に検査を受けて経過観察ですね。これは、原因は分からないですけど、もう一生付き合っていくしかないですね。

かわむら・ひかる
 1979年、東京都出身。人気グラビアアイドルとして活躍後、発酵プロフェッショナル、オーソモレキュラー・ニュートリション・エキスパート、こども分子栄養学アドバイザー、健康管理士、JAAアロマコーディネーター、野菜ソムリエの資格を取得。健康やダイエット、アンチエイジングについて多くの講演やセミナーなどの経験を重ねる。著書に「発酵美人」(幻冬舎)
ラベル:川村ひかる
posted by かーくん at 08:27| 芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする