2020年05月26日

ドラマ 6月にも撮影を再開

緊急事態宣言が全面解除されたが、エンターテインメント業界はまだまだ慎重な姿勢を崩していない。テレビ各局はガイドラインの制定にあたり、撮影再開を目指している。政府はコンサートに関する指針を示したが、音楽業界の状況は厳しい。映画・演劇も劇場内の“3密”など課題は多い。

 連続ドラマやバラエティーなどの収録見合わせが続いていたテレビ各局は、今後の再開について一様に慎重な姿勢を見せる。とりわけドラマは大人数が関わり、演出によっては「3密」になりかねないシーンもある。第2波、第3波の懸念に加え、ロケ地の許可、出演者のスケジュールの問題など、クリアしないといけない課題は山積みだ。

 テレビ関係者によると、各番組の制作担当者は撮影再開に向け、水面下でガイドラインの制定にあたっている。東京都が作成したロードマップに添うようなロケ地の選定などをスタート。撮影地の人数を何人まで容認できるか、脚本変更などでロケ収録の予定をスタジオにスライドできる可能性があるか、仮にクラスターが発生した場合の対応など、項目は多岐にわたっている。

 今クールの連ドラはTBS系「半沢直樹」(日曜・後9時)、テレビ朝日系「BG〜身辺警護人〜」(木曜・後9時)、日本テレビ系「ハケンの品格」(水曜・後10時)など高視聴率を見込める話題作がラインアップされていた。ドラマ関係者は「6月にも撮影を再開するという決意の下、準備を進めています」と語っている。

 TBS広報部は「緊急事態宣言の解除を受け、安全の確保が可能だと判断されるロケ・収録などについては、感染防止に十分配慮したうえで、再開していこうと考えております。4月ドラマの放送スタート日、および7月ドラマの放送予定については、まだ決まっていません」とコメントした。

 ◆音楽業界は映像配信で苦境乗り切る

 政府はコンサートの開催について約3週間後の6月18日までは上限人数を屋内で100人、屋外で200人、または収容人数の50%以内との条件を付けた。その後、感染状況を確認して制限の緩和を進め、8月1日をめどに上限人数を撤廃するが、屋内では収容人数の50%以内との条件を変えないとした。

 現在のライブを巡る状況は厳しい。芸能大手のジャニーズ事務所は6月末まで、LDH JAPANは7月19日までの全公演の中止・延期、また「ロック・イン・ジャパン・フェスティバル」(8月8〜10日、茨城・国営ひたち海浜公園)など大型の野外フェスの中止も決まっている。

 まだまだ見通しが暗い状況下、新たな動きも生まれつつある。ジャニーズでは、新たな有料映像配信サービス「Johnny’S net オンライン」を始め、その第1弾として「嵐のワクワク学校」を実施。日本でも人気の東方神起などが所属する韓国大手・SMエンターテインメントは先月末から全世界に発信できる有料オンライン公演「Beyond LIVE」シリーズを展開中。「新しい生活様式」が定着していく中、新たな音楽文化の創造が加速していきそうだ。

 ◆映画界は夏激戦でチケット入手問題も

 全国ほぼ全ての映画館が休業を余儀なくされたが、緊急事態宣言の解除された地域では感染防止対策を徹底した条件付きで営業再開している。4〜6月公開予定だった作品は公開延期となり、各劇場は旧作を上映している。

 当初は春休み映画だった「ドラえもん のび太の新恐竜」、ディズニーアニメ「2分の1の魔法」、「名探偵コナン 緋色の弾丸」などの人気作品の公開がずれ込み、この夏の映画界は大激戦となりそうだ。ただ、席の間隔をあけるためにチケット販売数を制限する必要があり、「見たくてもチケットが取れない」という問題も噴出しそうだ。

 ◆演劇界はメド立たず

 演劇では歌舞伎座で5〜7月に予定された「13代目市川團十郎白猿襲名披露興行」が延期となり、演目未定ながら8月からの開演を目指している。その他の劇場も準備や稽古がストップし、再開のメドが立っていない。
posted by かーくん at 08:28| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする