2020年02月06日

アンゴラ村長

2017年の「キングオブコント」で準優勝した男女お笑いコンビ・にゃんこスター。独特なリズム縄跳びのネタでインパクトを残し、コンビで交際していることを明かして知名度が上昇した。そして、つい先日の破局報道。お笑い評論家のラリー遠田氏は、にゃんこスターについてこう評価する

「もともと『キングオブコント』に出るためにフリーの芸人同士で結成された即席コンビでしたが、結成5か月でいきなり決勝に進んでしまったため、急遽、正式にコンビを結成して事務所に所属した。芸人としての魅力は、それぞれが別々の方向性の尖ったお笑いセンスを持っていて、それらを融合させることで独創的で爆発力のあるネタが生み出されてところ。スーパー3助さんはもともと破天荒なバカバカしさが売りのアングラ芸人。一方、アンゴラ村長さんは子供っぽくかわいらしい世界観の中で、どこかインテリジェンスが漂うネタをやっていました。いわば、アングラとアンゴラが組み合わさることで、奇跡的なバランスのコンビが誕生したのです。縄跳びネタは、彼らの持ち味が生かされた歴史的な傑作でした」

 ブレイクから2年以上経った現在、アンゴラ村長(25)は単体でバラエティ番組に出演することも多い。SNS上で「フリートークできないのは芸人として致命的」「面白くなさすぎて見ているこっちがヒヤヒヤする」など手厳しい意見も少なくないが、お笑い以外で才能を開花させているらしい。

「バラエティ番組で爪痕を残すことは少ないですが、実は多彩な才能の持ち主なんです。例えば、昨年から子どもたちを対象にした縄跳び教室を始めたそうで、昨年4月には、自身のインスタグラムに高度なテクニックを駆使して縄跳びをする動画を公開。『ガチでなわとびを頑張っています』と綴っていて、ネタのためではなく本気で取り組んでいるようです。昨年11月のインスタでは、ドラムを演奏する姿を投稿。SCANDALの『マスターピース』という曲に合わせてドラムを叩く姿に、『サマになってます!』『村長、カッケー』と称賛の声が多かった。また、バレンタインデーにチョコレートで世界遺産のマチュピチュを作ったとバラエティ番組で言ってましたね。緑を抹茶パウダーで再現するなど工夫も見られ、手先も器用なのでしょう」(テレビ情報誌の編集者)

■「女性を武器にしたくない」と宣言

 そんなアンゴラ村長だが、本業への情熱もなお持ち合わせているようだ。昨年3月に放送された「ENGEIグランドスラム2019」でリズムネタを披露した後、自身のツイッターを更新。「あのネタは大切にしつつも、新しいネタも作りたいし見てもらいたい。ネタを頑張りたいから漫才協会に加入したし、チケットが売れないとネットニュースに書かれても耐えてライブをやる」と思いを綴っていた。

「昨年4月のバラエティ番組では、男性が多いため紅一点になりがちなお笑い界の中で『性を武器にしたくない』と明かして話題になりました。ネット上では、『恋愛で公私混同しといて今さら?』『キングオブコントで短いの履いて縄跳びしてたでしょ』と批判の声もありましたが、お笑い対するストイックさはうかがえます」(同)

 加えてアンゴラ村長に「鋭い考察力がある」と明かすのはバラエティ番組の放送作家だ。

「早稲田大学出身のアンゴラ村長ですが、映画監督での北野武とコメディアンでのビートたけしについて卒論を書いたとWEBマガジンで明かしていました。映画『キッズ・リターン』で、ヤクザの組長が自転車に乗った青果店のオジサンのようなごく普通の人に、銃で撃たれて殺されるシーンに衝撃を受けて興味を持ったそうです。同シーンの間抜けな格好のオジサンと不意打ちの暴力が、お笑いでいうフリとボケに感じ、この撮り方はお笑い芸人であるたけしさんだからこそと分析したといいます。そんな考察力もあり多芸多才なのに、いまいちパッとしないのは、なんだかもったいない。芸人の場合、あるキッカケを機に一気に面白くなることを『化ける』と言いますが、彼女はその可能性を秘めていると思いますよ」

 その愛らしいルックスから、何だかんだ言って気になってしまうという視聴者も多いのではないか。今後の活躍に注目したいところだ。
posted by かーくん at 09:11| 芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする