2021年09月12日

かまいたち

季節は夏から秋に変わり、民放各局から番組改編の情報が続々と出されている。この秋の改編で注目されているのは、今をときめくかまいたちが、さらにレギュラー番組を増やしていることだ。

 日本テレビでは『千鳥かまいたちアワー』『超無敵クラス』という2本のレギュラー番組が新たに始まる。『有吉反省会』『ウチのガヤがすみません!』という2本の人気バラエティ番組が終了を迎え、その枠で満を持してかまいたちの番組が動き出すことになる。

 また、テレビ朝日では木曜夜7時に『ウラ撮れちゃいました』という番組が始まる。ここではかまいたちが初めてゴールデンタイムでレギュラーMCを務める。すでにテレビで見ない日はないほどの活躍をしているかまいたちが、さらにその地位を盤石にすることになる。

 かまいたちだけではない。すでにテレビの人気者となっている同世代の芸人も、どんどんレギュラー番組を増やしている。前述の『千鳥かまいたちアワー』では千鳥も出ているし、千鳥のノブのレギュラー番組『ノブナカなんなん?』(テレビ朝日)は、夜10時台から夜7時のゴールデンタイムに昇格となった。

『ラヴィット!』(TBS)で朝の顔となった麒麟の川島明も、10月から『100%!アピールちゃん』(MBS制作、TBS系)という番組をスタートさせる。若者にも人気のチョコレートプラネットの冠番組『チョコプラCUP』(テレビ朝日)も始まった。

 彼らの世代は、霜降り明星をはじめとする「第7世代」の一世代上にあたるということで「第6世代」と呼ばれることがある。少し前までは「第7世代」が注目されていて、この世代の芸人の活躍が目立っていたのだが、最近ではそのブームも落ち着き、第6世代の芸人が猛烈な巻き返しを見せている。

 第7世代ブームが起こった背景にあるのは、テレビ局が若い世代の視聴者を求めるようになったことだ。若者に振り向いてもらうためには、彼らが共感できるような感覚を持った20代前後のフレッシュな芸人が必要とされていた。だからこそ、一時期、第7世代の芸人があれだけ引っ張りだこになっていたのだ。

だが、ここには一つの誤算があった。若者たちは、若いタレントが出てさえいればその番組を見るというわけではない。単に自分たちの感性で面白いと思うものを見ている。千鳥やサンドウィッチマンは圧倒的に面白いからこそ若者を含む幅広い層に支持されている。かまいたちやチョコレートプラネットも同様だ。

 第7世代のブームが過ぎたからといって、その世代の芸人全員がテレビの世界からお払い箱になるわけではない。霜降り明星、EXIT、フワちゃんのように、若い世代に共感されるような感覚を持ち合わせた上で、純粋に実力があって面白い人はちゃんと生き残っている。

 一方、面白いかどうかという点を突き詰めた結果として、芸歴が長く、経験豊富で実力もある第6世代の芸人が、続々と台頭しているのだ。

 第6世代の芸人は、だいたい40歳前後である。この世代の人は若者に支持されるだけではなく、同世代の視聴者からは共感されるし、大人の余裕があるので上の世代からも嫌われにくい。

 第6世代の芸人がこれだけ華々しく活躍しているのは、彼らが今のテレビに最も必要とされる人材だからだ。下の世代に面白がられ、同世代に共感され、上の世代からも信頼される。不遇な時期も長かったこの世代の芸人が、ようやく真価を発揮するときが来た



ラベル:かまいたち
posted by かーくん at 09:18| 芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年09月11日

CANインベーダー

「リレーアタック」の次は「CANインベーダー」
 テレビなどで度々、高級車が盗難被害に遭う様子が報道されている。これまで「リレーアタック」という手口が定番といわれていた。
 
 しかし、最近になって、新しい車両盗難の手口が出てきたという。いわゆる「CANインベーダー」といわれる方法だ。
 
 2021年8月には、CANインベーダーによる車両盗難によって逮捕者も出たが、CANインベーダーとはどのような手口なのか。

CANインベーダーはフロントバンパーやフェンダーの裏側からアプローチしていることが多いという(画像はイメージ)

 本来なら盗難防止効果のために作られたクルマのスマートキーながら、これまでスマートキーの電波を増幅してロックを解除する「リレーアタック」や、キーを紛失したときにスペアキーを作成する「コードグラバー」などが盗難の手口として使われていたが、今回出てきたCANインベーダーはでセキュリティを突破された格好。

 以下、詳しく新手口を紹介したい。

 まず私(国沢光宏)がいち早く情報を掴んで警鐘を鳴らしたリレーアタックだけれど、スマートキーから出ている微弱電波を使うため、キーを電波から遮断することで対策は可能。

 続くコードグラバーは、車内にある「OBDII端子」に専用機器を差し込んでエンジン始動させる。したがってドアロックを解除しなければならず時間掛かった。

 新しい手口であるCANインベーダーは、今までとまったく違う。

 スマートキーの電波を受信出来なくてもいいし、ドアロックすら短い時間で開けられてしまう。

 セキュリティを専門にしている業者なら、すでに対抗手段を見つけているかもしれないが、いかんせん防御策を公開したら窃盗団に対応されてしまうため防止策の情報は出てこない。

 自動車メーカーに聞いたら「CANインベーダーについての情報は知っていますが、今のところ対応策をとれていません」という回答で、狙われたらオシマイということらしい。

 果たしてどんな方法で盗難するのか。

 最新のクルマは「CAN」という、人間でいえば「脳」と「神経」のようなシステムで総合制御をおこなっている。

 エンジンやミッションはもちろん、エンジン始動、衝突被害軽減ブレーキ(通称自動ブレーキ)の制御、ABSや横滑り防止装置をコントロールするのもCANを使っています。

 したがって車体の各所にCANの配線やセンサー、制御ユニットなどが搭載されている。もちろんOBDIIのカプラーもCANに繋がっており、コードグラバーは車内のOBDIIからCANに進入した。

 しかし、CANインベーダーはさらに高度。前述の通り車体の至るころに張り巡らされているCANの配線やセンサー、コネクターから進入する。

 盗難される様子を記録している動画を見たら、車体の左前方(左フロントフェンダー辺り)の下側からアプローチしていた。

 盗難された車種は、そのあたりにCANの配線があるんだと思う。そして、専用機器のカプラーを差し込む。

 するとOBDIIにアプローチしたのと同じ状態になってしまう。ドアロック解除の信号を送れば普通に解錠。

 エンジン始動シーケンスを立ち上げることで、ブレーキ踏みながら始動ボタン押せばエンジン掛かる(ハイブリッドならレディ状態になります)。アラームだって鳴らない。そのまま乗って行ってしまえばよい。

 前述の通りドアロックを物理的に開けることもないため作業時間的に短いし、アラームも鳴らない(振動センサー使ったアラームなど追加してある車両でも問題無し)。

 動画を見ていると、数分でロック解除になり、直後に乗って行っている。ちなみにCANの内容は車種によって異なるため、すべての車種を盗めるというワケじゃないと思う。

 モータースポーツ車両はチューニングのためCANの解析をしなければならないが、時間もお金も掛かる(表ルートだと1車種3千万円くらいになるようだ)。

 したがって盗難して儲かる車種に限られるハズ。逆に考えると、今まで盗難された車種についてはCANインベーダーで乗って行かれる可能性が高いと思っておけば間違いない。

 現実の対策としては、自宅のガレージなら盗みにくい工夫をすることをすすめておく。

 問題は外出先で、人目が届かないような場所に駐めないようにしたい。ハンドルのロック装置とかは大きい金属ハサミでバッツリ切られてしまう。物理的な盗難防止策を講じるのだったら、複数のロックを使うと良いかもしれません。
posted by かーくん at 08:39| 話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年09月10日

矢部浩之 ソロメジャーデビュー

お笑いコンビ・ナインティナインが、9日深夜放送のニッポン放送『ナインティナインのオールナイトニッポン(ANN)』(毎週木曜 深1:00)に出演。「ナイナイの日」にあたるこの日、先週から告知されていた「史上初の明るい超前向きな重大発表」について、10月31日に行われる『ナインティナインのオールナイト歌謡祭』の開催に続く2つ目として、石崎ひゅーい作詞・作曲で、矢部浩之(49)のアーティストデビューが発表された。

 この日の放送で、岡村隆史が「矢部浩之さんが歌手として、アーティストとして、マジなところからメジャーデビューすることが決定いたしまして、最初はこんなことになるとは思ってなかったんですけど、えらい本格的なことになってしまいました」と報告。「カラオケも大好きだということで、アーティストとして、メジャーデビュー。何度も言いますけど、いきなりメジャーデビュー、快挙だと思います」と紹介した。

 矢部は「僕もそうですけど、今聞いたみなさんも白目むいているでしょうね」と率直な思いを吐露。「それだけたくさんの本職のプロフェッショナルの方が動いてくださるということで、矢部も覚悟せなあかん」と思いを語った。岡村が「菅田将暉くんに楽曲を提供している方が、作詞・作曲してくれはるんですよ」とたたみかけると、矢部は「もう逃げたいよ。今だって、このラジオ内だけは気持ちを楽にするように、最後の余裕を見せたいなと思いますが、ここから余裕なくなっていくと思います」と語っていた。五木プロモーションの“営業部長”も務める岡村は、その手腕を発揮するため、販売促進部長を務めることになる。

 矢部といえば、『ANN』内で桑田ヤベスケとして歌唱を披露。視聴者対決、五木ひろしとの夢対決を経て、昨年8月の放送内では、単独ライブ『グランドチャンピオン大会Vol.1』が行われ、サザンオールスターズの「ボディ・スペシャルII」「思い過ごしも恋のうち」、桑田佳祐&Mr.Childrenによる「奇跡の地球」、米津玄師の「Lemon」、King Gnuの「白日」を歌い上げていた。

 番組の模様は、放送後1週間以内は「radiko」で聞くことができる。
posted by かーくん at 07:35| 話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする