2021年01月04日

夫のちんぽが入らない

自身の悩みやダメな部分を低い温度で率直に綴りながらも、ユーモアあふれる表現が読む人を引き付ける、主婦/作家のこだまさんのエッセイ。前向きとは言い切れない姿勢ながらも、困難に挫けず進んでいく姿は多くの共感を集めている。自身も書くことで変わってきたという

 ―エッセイ『いまだ、おしまいの地』では、前作に続き苦悩やトラブルなどをテーマにしたエピソードが多く収録されています。ただ、読んでみると不思議と暗さは感じません。困難を書くとき、どういった角度で書くようにしていますか。
 なぜかトラブルに遭いやすい性格で…。ただただ「嫌だな〜」と思ってきたのですが、執筆活動を始めてからは、「嫌なことを絶対乗り越えて書いてやろう」という気持ちになりました。嫌なことも全部文章にしようと思えたら、頑張れるし、この話を書いているときは嫌な状況はもう脱出しているだろうと思える。ゴールが見えているというか。

 例えば、臭い家(※1)の時は、どうやったらこの臭さと共存できるかという実験のような感じで、大量の消臭剤を買ってきて撒くなどしました。嫌なことがあった時にいろいろな方法を試して、その結果をちゃんとエッセイにしよう、と思っています。でも解決しないことも多くて。それでも「何も解決しなかった」ということをエッセイにしています。負けたけど、戦えるだけ戦った、という記録です。

 ―一番大きな戦いだったのは。
 入院して大きな手術をした時(1作目)です。手術をした後ベッドに磔にされて…。その時でも手元にメモ帳を置いて看護婦さんや医師との会話、体調、他の入院患者の様子などの日記をつけました。退院したらこの話をブログに書こうと。それで辛いけど乗り越えられるだろうなという見通しが立った感じがしました。そういう経験を積んでいくと、あまりトラブルも怖くなくなってきましたね。

 ―書くことが困難を乗り越える力になっているのですね。
 子どもの頃から、言いたいことを胸にためてしまうタイプでした。20代半ばに心を病んで教師を辞めてからブログを始め、書くことで気持ちを少しずつ外に出していけばいいんだと気が付き、楽になっていきました。

 また、ブログに反応がすごく来るようになって。どこかで読んでくれる人がいるだけで、もっと張り切って書くようになりました。自分としては迷いや悩み、失敗をひたすら垂れ流している状態だったんですけど、その姿が読んでいる人からは滑稽に映っていたらしくて。それまでは失敗を隠す性格だったのですが、文章で書くことで、共感してもらえたり、笑い飛ばしたりしてくれるのだと気が付きました。

 ―自身の失敗やダメな部分をそのまま書く、ということは勇気がいるように思います。
 誇張せず、そのままを書こうと心掛けています。他人が読んでいて、よくできたこと、楽しかったことより、失敗の方が面白いんじゃないかと思っていて(笑)書いていても、いいことの方が恥ずかしくなってきてしまって、ダメなことの方が楽な気持ちで書けます。

 ―1作目から2作目の間で苦悩があったそうですね。
 前作で賞をもらった後、「書きたいことはだいたい書いてしまったし、これから先どういうテーマが書けるのだろう」という悩みがありました。そんな時、担当編集の続木さんが、「どんどん外に出て、経験していないことをするのがいいのでは」と勧めてくれ、積極的に行動するようになりました。すると、今までにない感情が生まれ、それが2作目に活かされています。

 ―今までにない感情とは。
 例えば、興味のあったペン字の習い事では、見学に行ったら高齢の方ばかりで。気まずくて通うのをやめようかと思ったのですが、「おばあちゃんたちの中で活動している自分」を想像したら、ちょっと面白いな、となって通うことにしました。これもエッセイを書いてなかったらきっと通うのをやめていたと思います。

 ―2作目ではトラブルに慣れた感じも受けました。
 交通事故に遭ったり、旅行では予約した宿を間違えたりといった酷いことがたくさん起きているんですが、あまり暗く落ち込むこともなく淡々と対処できるようになってきました。

 その過程で私がうつ病だったこともわかりましたが、「判明してよかったな」と捉えられるようになりました。病気と分かるまではなぜ毎日苦しいのか分からなかったので、はっきりしてよかったです。

 ―うつ病と診断された時のことについても、「医者の『自己免疫由来のうつ』という言い方も『植物由来の乳酸菌』みたいで好感が持てた」(※2)と書いていて、つい笑ってしまいました。
 うつの話というと、重く暗くなってしまうと思いました。そういう文章があまり好きではないので。暗いものと明るいものが混合しているようなエッセイにしたくて、暗い話題の時はその時起きた明るいことを取り入れるようにしています。

 向田邦子、松尾スズキ、末井昭、さくらももこなど、暗い背景がありながらも、文体が明るかったり、妙に楽天的なところがあったりするエッセイが好きで、その影響があるかもしれません。

 ―作家活動の影響を受けて、日常生活も変わってきましたか。
 どんどん(本名の方での)性格が変わってきていると思います。もともと、日常生活ではちゃんとしようという気持ちが強くて、口を開くとダメな部分が駄々洩れしそうなのですごく静かに生活しています。でも、ネットや作家活動ではダメな部分を話す方が楽で。別人格のようなところがあります。

うつ病でも日記で気持ちが楽に
 ―最近変わったなと感じた出来事は。
 習い事で、私だけいつも宿題ができないんです。ちゃんとやろう、と思ってもなぜかできなくて。それを続けているうちに、周りのおばあちゃんたちに「この子は宿題を何もやらない子」という印象がつき、そこから楽になりました。宿題をやらなきゃというプレッシャーが強すぎて習い事を休むこともあったのですが、そういう印象がついてからは平然と出席できるようになりました。そのまま宿題はやらずに(笑)

 執筆活動でダメな部分をありのままに書いてきた積み重ねが日常生活にも作用したのか、いろいろなことにびくびくしなくなってきました。そういう人間だと思われていいや、と。

 ―読者からの反応は。
 最近だと、コロナ禍もあって自分も日記をつけはじめたという感想をくださる方が何人もいました。先行きが見えなくて不安な日々を書いてみたいという意識があるのかもしれません。うつ病の方からも、日記をはじめて気持ちが楽になってきたという感想がきました。誰かの生活を変えようと思って書いたものではなかったのですが、結果的に自分のこととして読んでくださる読者の方が多くて嬉しかったです。私と同じように内向的な方から感想をいただくことが多くて。そういう自分を恥ずかしがっていたけれど、これも笑い話の一つとして頑張っていきますとか。

 ―今後挑戦してみたい内容やジャンルはありますか。
 (著作では)エッセイが一番好きです。変に力を入れずに書けるので。変わった生活や経験をして、それをレポートのように書いてみたいです。また、旅が好きなので旅のエッセイを書き溜めています。

 また、次作は支援施設で働いていた時に出会った子をモデルにした小説を考えています。障害を持つことは一見かわいそうに見えるかもしれませんが、その子は天真爛漫でなんにでもぶつかって、自由に生きていました。それを何とか書きたいです。

<略歴>
主婦。2017年1月、実話をもとにした私小説『夫のちんぽが入らない』でデビュー。たちまちベストセラーとなり、「Yahoo! 検索大賞2017」(小説部門)受賞。同作は漫画化(ヤンマガKCより発売中)、連続ドラマ化(2019年Netflix・FODで配信)された。本作は二作目のエッセイで第34回講談社エッセイ賞受賞。
posted by かーくん at 08:54| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月03日

緊急事態宣言

首都圏4知事が新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく緊急事態宣言の発令を求めたのに対し、政府がなお発令に慎重なのは、それが政府に残された「最後のカード」だからだ。政府内には、今必要なのは経済活動を大幅に制限する宣言発令ではなく、「3密」になりやすい飲食店の営業時間の短縮拡大だとの認識が強い。2日の4知事と西村康稔経済再生担当相の面会でも西村氏が時短要請の強化を知事側に求めた。

 西村氏は面会後の取材で、発令に関し「検査件数が年末年始で少なくなるとも考えられる。陽性者の数も踏まえて専門家にも判断をいただかなければならない。できるだけ早く(政府の専門家)分科会を開かないといけない」と語るにとどめた。菅義偉首相は2日は首相公邸で感染状況の報告を受けたものの、4知事との面会は西村氏に任せ、両者の3時間の面会中に議員宿舎に戻った。

 政府は、首都圏の街中で「時短要請にお店に従ってもらえていない」(関係者)とみる。仮に宣言を発令しても、現行法で行政ができるのは店名の公表程度で、罰則などの強制力が伴わない。政権幹部は「宣言発令はメッセージでしかない。今の東京は人出がまだ多い。発令しても時短要請に応じない店も多いだろうし、その店名を全部公表するわけにもいかない」と漏らす。一般社会の広範な理解がなければ発令の効力が薄くなり、「自粛警察」とも称される同調圧力が強まることでかえって混乱が深まりかねないとの認識だ。

 結局、現行法では「宣言自体に実効性はない」(首相官邸関係者)。具体的な措置を可能にする法令も存在しない。与野党は年末に、特措法の実効性を増すために休業・時短への支援措置を明文化する改正の検討で合意。18日召集の通常国会では予算審議と並行して検討が行われる見通しで、政府はその協議も見極めながら対応を考える。

 政府は経済活動への配慮も重視する。首相は12月25日収録のテレビ神奈川の番組(1月1日放送)で「ブレーキとアクセルを同時に踏むこともある。私自身悩みながら判断してきている」と述べた。「アクセル」は旅行需要喚起策「GoToトラベル」事業などの経済刺激策、「ブレーキ」は時短要請を含む感染防止対策を指す。感染防止と経済活動の両立は、依然として政権の重要課題だ。
ラベル:緊急事態宣言
posted by かーくん at 07:43| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月02日

フジ久代萌美アナ はるくんと結婚

フジテレビの久代萌美アナウンサー(31)が人気ユーチューバー、はるくん(25)と結婚していたことが12月31日、分かった。関係者によると、この冬に婚姻届を提出。久代アナは2日、フジテレビ系「さんまのお笑い向上委員会SP」に進行役で生出演。幸せいっぱいの報告があれば、明石家さんま(65)やひな壇芸人からイジり倒され、手荒い祝福を受ける“結婚会見”になりそうだ。

 屈託のない人柄で“愛されキャラ”の久代アナが、この冬にゴールインしていた。

 はるくんとの交際は2019年11月の一部報道で発覚。同10月から付き合い始め、半同棲生活を送っていると報じられた。

 同11月放送のフジテレビ系「ワイドナショー」(日曜前10・0)では、コメンテーターのダウンタウン・松本人志(57)らから質問攻めに。久代アナはフットサルで出会ったと交際を認め、はるくんの月収を把握しているなどと告白した。

 20年7月放送の「さんまのお笑い向上委員会」(土曜後11・10)では、さんまが「久代がなんか週刊誌に…」と切り出す場面も。交際記事の内容に触れ、「(久代アナは)よほど気が強いねんて」とイジっていた。

 松っちゃんやさんまが気にかけていた恋の行方はコロナ禍でも途絶えることなく、2人の心はより“密”に。未曽有の1年を乗り越えたことで、結婚の一大決心をしたようだ。久代アナは、19年9月に男性会社員と結婚した同期の宮澤智アナウンサー(30)に続き、幸せをゲットした。

 同アナは12年にフジテレビ入社。情報番組「めざましテレビ」や報道番組「スーパーニュース」で経験を積み、現在はバナナマンの設楽統(47)がMCの「ノンストップ!」(月〜金曜前9・50)などで活躍中だ。

 はるくんは北海道出身で、高校時代の同級生、ふぇると(25)とのコンビ、北の打ち師達としてヲタ芸動画などを配信しているユーチューバー。チャンネル登録者数120万人超、動画再生回数5億2000万回を超える人気ぶり。YouTubeの動画で結婚報告をするか注目される。

 久代アナは2日放送の「さんまのお笑い向上委員会 新春から来たい人だけあつまれ明石家の森SP」(後11・30)に生出演。喜びの生報告があれば、新年早々のおめでたい話題に、さんまが食いつくのは必至だ。

 21年は私生活の充実を糧に、アナウンサーとして、女性としてもさらに輝きを増していく。
posted by かーくん at 09:13| 話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする