TOKIOの山口達也元メンバー(48)が酒を飲んで大型バイクを運転した道交法違反(酒気帯び運転)の罪で略式起訴された。その後、報道各社に届いた直筆署名入りのファクスには「アルコール依存症」の文字…。「そりゃそうだよね」という声がほとんどだろうが、山口と周辺者がその事実を明らかにした意味は大きい
18日に道交法違反で略式起訴された山口は、翌19日にマスコミ各社に文書を送付。「真摯にその罪を償っていく所存です」と猛省し「多感な時期の子供を持つ親としての自覚の下、これ以上信頼を裏切ることのないよう努めて参ります」と誓った。
続いて山口の実兄が「弟は(2018年5月に)ジャニーズ事務所退所後、専門医の診断の結果アルコール依存症との診断を受けておりました」と告白。兄によると、山口は同年5月〜昨年4月まで東京近郊の専門病院で入院治療を受けて退院。その後は通院治療を続けてきたという。
その上で実兄は「本人がアルコール依存症を克服し、再び社会的生活を送る為の力となれますよう、今まで以上に支えていきたい」と約束した。
ジャニーズ事務所はこれまで山口のアル中疑惑≠頑なに否定してきた。文書にある18年5月は、山口が女子高生への強制わいせつ事件でジャニーズをクビになったあと。あくまでジャニーズを退所してから依存症と診断され、治療を開始したという主張だが、そのストーリーは怪しい。
山口は16年10月、一部女性誌で東京近郊の病院に通う姿を撮られている。その年の8月には長年連れ添った妻との離婚を発表。会見で山口は離婚原因について聞かれ「お酒の飲み方であったり…」と話していた。舞台裏を知る人物の証言。
「酒グセが悪く、妻が三行半を突き付けたのが真相。本人もさすがにヤバイと思い、そのころからアルコール依存症治療で有名な千葉県内の専門病院に通うようになった。そこへ行くということは本人も周囲もアル中と認めていたということ」
実兄の文書に出てくる病院も同所のことを指す。
「当時、女性誌がジャニーズ事務所に事実確認したところ、ジャニーズは記事を止めることはしませんでしたが『アルコール依存症とは絶対に書くな!』とクギを刺したそうです。あくまで妻との離婚問題に伴うカウンセリングだと。現役アイドルがアル中というのはイメージ的にまずいと考えたのでしょう」(ワイドショー関係者)
ジャニーズ事務所の判断もわからないでもないが、その時点で依存症であることを公表し、治療に専念していれば「その後の人生も変わっていたのではないか?」という見方があるのも事実だ。
今さらアル中と言われても、あとの祭り。山口はすべてを失ってしまった―